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第46話 活路は開けた

Penulis: 雨音休
last update Tanggal publikasi: 2026-05-16 18:07:36
 トウマはボス部屋に来ていた。

 岩壁に囲まれた楕円形の広い空間。天井がとても高い。漆黒の暗闇の中、トウマの持つランタンの灯りだけが薄く照らしていた。室内の中心に、白金に輝くローブを羽織った人型のモンスターが立ち上がる。デカい。鬼がいたらこんな大きさだろうか?

 ――クエスト、ヴァラクスの撃破

 トウマはランタンを地面に置いた。両手に杖を構える。

 ついにたどり着いた。

 ボス、ヴァラクスの部屋。

 こいつを倒せば、スキル覚醒のアイテムを入手できる。

(やるっきゃない!)

 敵がこちらに体を向けてゆっくりと歩いた。ひずんだ低い声で語りかける。

「また人間が来たか。哀れな奴め、我の稲妻で焼き尽くしてくれようぞ」

 自信に満ちたAIの声がやけに恐ろしく聞こえた。

 先っぽが渦を巻いた木の杖を敵が振るう。黄色い魔法弾が射出された。

 トウマは舌打ちをして走り出す。一定の距離を空けてヴァラクスの周囲を回るように逃げる。

 敵の杖を振るうスピードは速い。シューティングゲームのごとく魔法弾が飛来する。

「ほれほれほれ! 人間よ、逃げるだけか?」

「この野郎っ!」

 トウマは走り回りながら、負けじと
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